こんにちは。TOBBY LABOの小安です。
弊社では2024年6月10日に新グループ「わがなま」がデビューしました。
そう、そのことについてもっとどういう経緯で~などと述べるべきことがあるとは思うのですが、なかなか書く時間が無く。結構な勢いで自身のキャパシティオーバーを起こしており。多分3月半ばくらいから「ひー」って言いながらの状態でどうにか今日生きているので、書く余裕が無かったのですね。

ということは弊社は6月からアイドルコンテンツが2つになったということですね。(detachはどうなのといわれるかもだけどdetachはれんてつ派生コンテンツなのでれんてつに含むとする。なぜなられんてつとdetachが同じ日時に別のところで違うイベント出演をすることは基本ないから)

そうなるとどうなるかって、スタッフが足らない問題が発生する。
マネージャーの山口氏はどう頑張っても体は1つである。
で、4月末頃に物販スタッフというアルバイトを募集した。
3名採用し、6月時点で残ってくれたのは1名。

で、わがなまというグループは山口プロジェクトみたいな感じになっているので(これについてはそう言い切るのは難しいところであるが、そのような扱いになっている)、山口マネが現場に行き、れんてつは物販スタッフが行くということになっていた。

が、しかし。やはりそうもいっていられない状況がやってきた。物販スタッフアルバイトは6月時点で1名(超絶優秀だし、れんてつかふぇ乗務もしてくれるせなみちゃん。助かるっす!)、でも本職の兼ね合いで全日程出れるわけではないので、そうなるとれんてつかふぇの店長的な役割のるもいちゃんが出動することになる。
が、るもいちゃんも出れないとなった時、私、小安が出るか、はたまた小安の主人のふじたが行くか、となる。
しかし藤田さんはライブ映像を撮るという役割もあるので物販までやっているとれんてつとわがなま両方の映像はとれないので、やはり小安に最終的には物販スタッフが回ってくるのであった。

そしてついにその日が来てしまったのだ。
小安はついにわがなまのスタッフとして五反田G6へ行くことになったのだった。
事前に確認しておくことは主催者様のお名前と、イベント開催中どこら辺にいらっしゃるかの確認。
そして会場までの道のり。
わがなまのみんなに聞いたところ「一回いったことある会場です」とのことなのでじゃあ会場への道のりは大丈夫だろ、みんなに聞こうと油断していた。そう、女の子はだいたい方向音痴。いや、アイドルになる子が方向音痴が多すぎるのではと昨今思います。なんでだろう。みんなで五反田駅改札出たとたんぶわーって変な方向に散り始めるような謎の時間。
しまったと思い、やっと地図アプリを立ち上げ、全く反対方向に向かっていたところを無事に修正。
無事主催者様にお会いでき、わがなまチームを楽屋に入れ、音源CDとセットリストを記載した用紙を渡す。この時点でだいたい出演時間の60分前である。

ここまでは順調だ…大丈夫だ。昼、間抜けなことばかりやっていたけど大丈夫。3日前にした確認事項をまた濱口ハンナちゃんに送っていて困らせたりしていたけど大丈夫。
とにかく普段やらないことをやるというのは緊張する。世の中のマネージャーさんたちに笑われると思うけど、それくらいびびっていました、小安。

五反田G6という会場は、裏の導線が結構しっかりしているため(元パチンコやさんをリノベーションした物件らしい)、マネージャーさんたちがたくさん集まっているところがある。各々パソコン開いて忙しそうにしている人とか、着替えが終わるアイドル待っている方とか。

その中で何をしてたらいいかわからないであたふたしていたとろこ、「わがなまさんですよね…!れんてつさんにはいつもお世話になっていてご挨拶したいなと思っておりました…!」と、我らが地球ノ青い鳥さんのマネージャーさんが声をかけてくれた。名刺交換をするというサプライズもあった。うれしい。
れんてつのおかげ。そうそう、本当にやっぱりお姉さんグループがいる強みってこれだ…しみじみ。ありがとう。ありがとう。
さて、わがなまの出番が20:10分だったので、19:40にはライブ会場の客席側に入ります。そして三脚を会場後方でこそこそと広げ、カメラ(小安の携帯)をセットしてスタンバイ。ドキドキしますね。
で、ライブが終わってすぐに並行物販というものに移る。並行物販とは、ライブはまだ開催されているが、開催される物販のことである。

物販場所を改めて確認し、対象のテーブルに行き、物販道具を広げる。
物販はiPadのレジ、カード決済機器、おつり、メニュー表、チェキ列最後尾札、チェキ本体、タイマー、チェキ券、新規無料写メ券をテーブルに並べる。チェキ券は日付入りの印鑑を押す必要があるので、作業としては、お会計→押印→チケットお渡し→チェキ列に並んでもらう、そして、アイドルちゃんたちが物販コーナーに到着したらチェキの撮影、という流れである。
それを一人で上手にやらないといけないわけだね。だが、駆け出しグループというものは50分間の物販時間を持て余すものなので、焦らず作業で大丈夫。どちらかといえばチェキ販売が途切れた時からが勝負なのだ。
チラシ配り、新規写メ券への誘導が大事になってきます。

ここからがデモ販売のような世界になってきます。デモ販売とは、スーパーや百貨店とかで試飲試食を含み、商品をご案内して販売していくあれです。血が湧くね。あの仕事、いかににこにこしているか、いかに通りかかった人全員に声をかけるかなんですよね。一瞬も油断ができない。これ、実際デモ販売でいきなり初めましてでスーパーマーケットにお邪魔するわけですが、だいたいそこのスタッフさんには穿った目で見られているところから始まるマイナスのスタートなのでいかにきちんとやるかが問われるわけですね。前来たデモンストレーターがあまりに売らなかったことにより、超絶クレームが入っているところに行くときなんてまずいきなり期待されてない感をおはようございますの瞬間に言われるのよ。
いつみられているかわからない、もしかしたら一瞬持ち場を離れた3分の間に担当者がたまたまきて「いないじゃん!」とかってクレームにもなるあのお仕事ですよ。
一番しんどかったのは10年位前に、発売したてのお風呂の防カビ燻煙剤3個入りのデモ販売であった。前回行った人が1個も販売できなかったからすごいクレームが入っているというイトーヨーカドーに行った時。こういう案件は燃える。お風呂の防カビ燻煙剤についてすごい勉強してから行った。結果15セットくらい売った。その時最後売り場担当の人に言われたのは「ふーん、まだまだだね」といわれ、これ以上売る人いるのか…絶対いないだろ!!…と思ったことがあります。くそーすごい頑張ったんだけどなあ…

ということで話は戻りますが、アイドルの物販50分、これはデモ販売と同じです。しかし、状況が違うのは、今回は私が販売しなくてはいけない商品が自我をもってしゃべるという点。
それをいかにいいものに魅せるのかが今日の私のミッションなのだ。

なので、かわいくきゅるるん感を出していこう、お客様がいないからってくらい顔したらだめだ。いろんな人が見ているのだ、笑顔最高!と鼓舞することに力を入れることにしたよ。
通りかかる方に「わがなまでーす!よろしくおねがいしまーす!」って言うと、アイドルちゃんも続いて「わがなまです!チラシもらってください!」って言ってくれるのだ。(まあ、私がいなくても彼女たちは絶対そうしているだろうけども。)
それをですね、多分主催者さんとかも見ててくださっているんですよ。そうすると「がんばってるな、応援したいな」って思ってくれるに違いない。いや、くらい顔で突っ立っていたら「この人達大丈夫?」って思われるのでマイナスなイメージを持たれないようにすることがまず大事だ。
実際スタッフの方が、お客様に「ほら、もらってあげなよ」とか促してくださったりするわけです。
そして終了の時間を迎え、その時にはこの日のわがなま目当てのお客様は誰ももういなかったけどみんなで元気に「わがなま物販終了します!ありがとうございました!」とみんなで笑顔で締めることができました。
そう、笑顔、笑顔。いいの、売上は後からついてくるから。

なので世の中のマネージャーに言いたい。物販レジに立っているとき、暇だからって携帯いじったり、自分だけ椅子に座っていたりするのは良くないと思いますね。売るものが目の前にあり、見込客がたくさん目の前を通っているのだよ。
もし、会場にも人が1人しかいなかったとしても、そこは一生懸命やった方がよい。だって、誰かに見てもらう仕事なんだから、スタッフさんが見ててくれるかもしれない。
その間にたくさんPRしたらいいと思うよ。という話でした。

アイドルが死んだ顔で物販やっているところはだいたいマネージャーが悪い。マネージャーが率先して頑張っていれば、絶対アイドルももっと頑張ろうと思うはずだもの。そういう職業だもの。それがどんどん大きな渦になるのである。

マネージャー職って本当に何でも売るマンなんだよねえ。
何を売っているのか、それを常にわかって動かないといけないね。

というわけで久々のアイドル引率で思ったのは、大変だった、てことでした。会社に戻ったらへとへと。1現場引率するとまるまる4時間使いますね…。結果何もやってないじゃん、て感じなんだけど、慣れないことすると緊張が凄いわけで。

日報終わってビール飲みに行きましたとさ。3連休最終日で23時にやってるお店っていうのは本当に助かります。新時代さんありがとう。お世話になっております。画像はビールのんで次の2杯目ですね。メガジョッキ最高です。

それでは皆様よきビジネスライフを。世のライブアイドルマネージャー、頑張れ~~!マネージャーの姿勢って絶対大事だと思う。本当に。馬鹿みたいに頑張れるのが大事だと思う昨今。必要なのは情熱!