こんにちは。TOBBY LABOの小安です。弊社はアイドルコンテンツが2個あります。

れんてつとわがなま。そして弊社は弱小のプロダクションです。でもどうにかこうにか、れんてつは現在の体制で7年。長いね。そしてその前のれんてつも入れたら10年近くやっているわけです。

この前わがなまのちゃんぽんホワイト担当の馬白マシロさんに「アイドルの仕事って今まで生きていた中で本当に難しい」という話をいただいたので、そこに対しての小安が一晩考えた答えが「アイドルを職業とするならば具体的にやることは1週間で40時間アイドルをできたかどうか」であった。

馬白マシロさんは、才女である。学生時代もぬかりなく、陸上競技や、社交ダンスなどもたしなみ、しかも追及する派なのでそれぞれ実績を持つ。社会人になってからも、問題なく働けていただろう。しかし、アイドルになってみて。「なにこれ、どうしたら結果が付いてくるのかがまったくわからん」となったそう。

例えば受験であれば、ゴールは決まっていて試験までに知識を蓄え、試験対策をし、当日に万全で挑めばよかったわけだし、陸上競技や社交ダンスは練習時間をしっかりとり、ひたすら磨いて大会に挑むのが正しかったわけだ。社会人になったら与えられたタスクをきちんとこなし、例えば営業だったら月火でアポとって水~金でお客様のところに回り、展示会等があれば名刺交換をして、その後カタログを送って電話して…などとすると次第に売上が増えていき結果が付いていくわけで(営業の仕事の例え話は小安の帽子メーカー勤務時の話だけども)、さてアイドルとなると。それらの事象とは全く違うのであった。

一体アイドルは何を売っているんだろうという話ですが、歌とダンスではない。正直に言おう、弊社規模の会社だとチェキだ。ギャランティーが出るなんて滅多にないもの。7年選手のれんてつ㌠だってギャランティーが出るイベントは年に1~2本程度で、もらえるってなったら「え!いんですか!!神様ですか?!」となるわけです。それくらいライブ物販の売り上げに頼っている。

という事は、ライブ物販の売り上げが上がらないと給料は上がらない。どんなに歌がうまくてもダンスがうまくても見た目が美しくても物販が売れないと、会社の中では売れている人にはならない。残酷かなそういうものだ。でも、歌とダンスを評価してくれて物販に来てくれるお客様がいるのでは、という話もありますが、そんなのきれいごとです。

で、お客様はどんな人のチェキを買いに行くかって話ですが、癖にはまったときと、この人について知りたいと思った時だと思います。では知りたいって思うってどんな時だろうと思うのですが、お客様自身に似ている何かがあると感じたときなどもあると思います。例えば趣味が似ているとか、生い立ちが似ているとか、同じ出身地とかいろいろあると思うんです。その情報をライブのMCで伝えるってなかなか難しいですよね。だからSNSやブログなどをやり続けていく必要があるのだ。

一番ささりやすいのは「自分と同じくらい頑張っている、もしくは自分以上に頑張っている」という要素が人がぐっとくるところなのではと思っております。弊社が昔からターゲットにしている顧客層はどういう人かって紐を解いていくと、週40時間は最低でも働いている人だ。だから、週40時間働いてないと説得力ない。共感を得るために40時間、というのと、週40時間は厚生労働省が定めている労働時間である(なお、厚労省は週40時間を超えてはいけない、が正解であるが)のでつまりは人間の今までの叡智が集まって導き出された数字、週40時間。これは仕事をするのにおそらくとても正しい数値なんだろうと思います。

では40時間何をすればいいのかって話ですが、ブッキングライブ1本にかかる時間が大体2.5時間。週4本のライブをしている場合は10時間もう使っているのであと30時間である。昨日わがなまの皆さんと話しながら聞き出していったのが下記であった。

・ライブ 10時間

・レッスン 3時間

・自主練 3時間(※人によってやや変わってくる)

・ブログ執筆 2時間

・SNS投稿 2時間~

・配信 5時間

・ミーティング 1時間

全然40時間にならず。これで26時間である。※圧倒的に弊社の良くないところが自主練時間が少ないところである。中学校の部活のほうが練習していると思うな。これも改めないといかん。

なので上記に追加できることは何か、というのを考える必要がある。あと週14時間も使える。

何をしたらいいかわからない場合は、まず配信の時間を増やすでもいいと思う。または、絵が得意であれば作品を作る時間に費やしてもいいと思う。今の世界、昔と違いインターネット回線速度もすごいので動画発信が強いので、絵を描いているところを動画にとって編集してSNSへアップするというのでもいいかもしれない。あとはダンス動画や歌ってみたでもいいと思う。14時間使えたら結構作りこめる。ステージに立っていない間の発信がすごい大事だ。なぜなら、今どんどん皆がWEBを通して自由に発信できるから、情報を上塗りしていかないと埋もれる。アイドルはあっという間に埋もれる。何かで1回バズってもすぐ忘れられる。

ここに、デコチェキやマルシェの製作時間を含めていくのかというと、注文があれば何かを削って入れないといけないと思うのですがそれの優先順位も考えておくといいと思う。

このあたりが、セルフで運営しているアイドルさんと事務所所属のアイドルさんとで時間の使い方が変わってくるのだなと思う。仕事として成り立っているセルフ運営の方は上記に加えて、ブッキング、音源の作成、仕入れ、スケジューリングというルーティンも入ってきてしまいこれらで1コンテンツ最低10時間は持っていかれるのである。さらに中期スパンで広告宣伝(フライヤー制作とかも)、楽曲制作、衣装制作、営業等諸々も加わってくるのでおそらく週60時間以上働いているのだと思う。なおかつ、アイドル1本で食べていけるわけではない駆け出しのころの人であればここにアルバイトの時間というのが別途加わり、寝る時間が無くなるか、何かを捨てるしかなくなってくるのである。

なので結論、体力と根気と運がある人はセルフでもいける。ただ普通の人はすべてやってたとしても1年持たないと思う。だからセルフでバリバリ全部こなしていて1年超えた人は続けられると思う。

私週40時間も使ってないけど別にそこそこ収入あるわよっていうアイドルさんいたら、それは嘘です。絶対に蓋を開けたらやっているもの。なんだったら売れてないときに費やした時間も含めてならしたら時給1300円くらいに着地するんすよ。

でも人間というものはそうとわかっていたとしても、週40時間費やして売れるのかどうかと躊躇してしまって振り切れないものである。はっきり言うと、使っても売れないかもしれない。でも使わなかったら絶対売れない。

確実に言えることはきちんとアイドルとして時間を費やせた人は、売上は上がる。紅白などの大舞台に出れるか出れないかって話になったら最後は運も必要です。努力しても必ず報われるかわからないけど…みたいな話ありますが、生活できるくらいにはなります。絶対に。

事務所の規模は関係あるかって話ですが、正直そんな関係ないと思います。事務所が大手であれば、華やかな舞台に立てる機会が増えるかもしれませんが、本人がきちんと積み上げてきたものやガッツが無ければそれも無駄になるでしょう。何しろ大手に入ったら、まずその中で抜きんでないと舞台にも立てない。だから結局やぱり本人が仕事として向き合っているかどうかだと思う。

では、運営スタッフたちが彼女たちのためにやるべきことって何なのかって話ですが(営業とか当たり前のことは置いておいて)、アイドルがライブ出ているとき以外にどのように時間を使ったかの確認と、何をやればいいのか具体的に伝えることなのかなと、ようやく最近気が付きました。やっていることに対して、効果が出ているかどうかを伝えて、調整をしていくのか、違う方法をとるのか、等を伝えていくのがいいと思います。(聞いてくれる人に限るが)

人間迷子になりがちなので、その時「大丈夫。そのまま続けよう」の一言が第三者からもらえたら蛇行せず進んでいくことができたりするものかもしれない。

できる人って、先人がやっていることを真似してみて自分に取り込んでいけるので、勝手に伸びていくけどそういう人は本当に稀。なんもアドバイスも何もなくとも自身の中でトライ&エラーを繰り返して正解を導き出している人。成功している人が何をしているか、を一生懸命探しているタイプ。その逆でどうしてあの人は失敗したんだろうを考えているタイプは前に進めなくなるので、引っ張ってくれる人を見つけるのが一番良いだろうな。

今回もまとまりないただの思い付きを文章にしただけなのでこのあたりで。

来週あたりに、「やっぱり違った!」とかいう可能性はあります。

それでは。良きアイドルライフを。