こんにちは、株式会社TOBBY LABO代表の小安です。
いつもお金の話ばっかりしておりますが今回もお金の話からの会社の話です。

税理士さんが冷静な目で会社を見てくれるという話。。
お願いしている税理士さんですが、大変よくしてくださって数字の分析もしてくれるので助かっています。
でもうちが資料出すの遅くて決算では大変ご迷惑をおかけしております。

税理士さんというのはとても数字にシビアで、当たり前ですが、数字で見えるものにびしっと意見をくれるわけです。
ありがたや。
案外内側にいると見えなくなることが多々あります。

いつも言われるのは「アイドル事業(主にライブでの売り上げ)がひどすぎる」という事であります。
確かにひどい、完全に赤字部門で正直売り上げは下がっているという悲しい事態に。
紐解いていけば簡単なことで、アイドルの人数が5人から2人に減ったので普通だったら半分以下まで落ちるはずなんですが、(実際ぎゅーんっておちたけど)そこから2人態勢で前年の売り上げくらいには戻っていったのでアイドル1人が稼ぎ出す分というのは飛躍的に上がっていると考えることができるのである。

だがしかし固定費はほとんど変わらない状態なので、税理士さんにとってみれば許しがたいことらしい。

アイドルのライブ売り上げとれんてつかふぇのうりあげをがっちゃんこしてみてみればまた違うんじゃないかなあ~~とかも思うわけですが。
部門の分け方がちょっとしんどい感じかもしれない。数字の見え方的に。

そもそもだったらなんでそこ分けているんだ、という話ですが、私はてっきりもっとぐーんって上がると勝手に甘い考えを展開していたからで、分けておけばボーナスとか出しやすいだろうしと間抜けたこと考えていたんですよね。
良かれと思ったことが逆にスタッフのクビをしめている状態。

税理士さんの提案は、マネジャーを正社員で固定給でこの状況で雇うなんてありえない、出来高にするか、外注にするかじゃないか、という判断であります。
しかもうちのマネジャー間抜けなタイミングでたまたま税理士さんに「僕、給料たった●●万円ですよ藁藁藁(薄給なので伏せてみた)」と文句を言ってしまったらしく、税理士さん後日私に怒って連絡をしてきたわけであります。
「こんなにも自分の売り上げを棚に上げて給料に文句いうのはいかんです!!!(# ゚Д゚)」
※しかしマネジャーはもともと大手にいたのできっと給与は良かっただろうし、経費も結構使えただろうに、その時と比べちゃってるから薄給だし経費しぶちんだし、そうやって言うのもわかる。普通は給料これくらいだから売り上げこれくらいたてなきゃなんて自発的に考えたりする事ないだろうし。

まあね、たしかにね…不採算事業部ですよ。単体で見れば。
しかもうちの場合社員が私も含めて3人の状態で、税理士さんから見ればそのうち1名がのんべんたらりとしてたら33パーセントの人間が働いてないってことになってしまうので確かによろしくないですよ。
しかしアイドル事業とかふぇ事業は連動しているのでどちらかだけが存続するという事は正直難しいと思われる。

ここで税理士さんに心の広い(自画自賛)私は
「どうしても時間がかかる仕事で、子供育てるような感じですかね・・・」
というと必ず言われるのは「そんな悠長なこと言ってたらつぶれる危機が来るかもしれないし、実際売り上げ上げている人への還元がない状態が続けば人材の流出に繋がる」と言われます。
やさしさだけじゃ会社はできないってことですよね。
たしかにね…つぶれたらそれまでだしね…。

悩ましいね~~
だから早くアイドル単体でうりあげたてたい

実際TOBBY LABOのアイドルじゃない部門が昨年末から新しい仕事が入ってきてくれたおかげと、納期関連で年度末ぎゅうぎゅうだったり、私が4月から大阪住まいということでばたばたしていて、アイドルチームをほったらかしにしていた感じはあった。

すごいよね、少し目を離すとアイドルの売り上げぐんぐん下降していくんですよ。見てわかるくらいの停滞感が4月半ばには出ていまして。
そして3月のワンマンライブが終わってから、大きいミッションが何も与えられていない状態になると人間ルーティン的なものすら手を付けられなくなってしまうというのがわかった。ライブが入ってない。

実際アイドルちゃんたち自体はその後舞台出たり生誕があったりでまた忙しくなってせかせか動いていたんだけど、マネジャーだけぽつねんと3月18日のワンマンライブに置き去りにされてしまっているような感じになっていた。

頑張ればクリアできる目標というものを一個ずつ用意しないといけないようだ。
でないと、モチベーションが続かないらしい。
そりゃほったらかしててできるんだったら社長いらないしなあ・・・。

指示なし状態で約1ヶ月、ということか。
つまり私は人件費を1ヶ月無駄遣いしてしまったという事になる。
しっかり見てしっかり指示を出していく必要があるのだなーと思いました。
(偉くなったもんだな、小安。)

あと弊社はいろんな細かい仕事が多くて気を取られがちになるのである。
何かに集中する環境では正直ないので器用に動かないと大変なことになる。
スタジオがあって、お店があって…
ではスタッフを隔離したらうまくいくのか?っていうとそれも違うのもわかる。

きっと制作の町田さんは、お客様に呼ばれてさっと動くタイプなので何度も手が止まって大変だろうなと思う。
だけど納期は来るという辛い状態になる。

ふとその悩みを某企業に勤めるウチの主人に相談したところ
「仕事ってそういうもんだと思うよ。」だそうです。
てっきり他の会社は集中できる環境が整っているのだろうと思い込んでいた。

実際は、電話はじゃんじゃんくるし、部下ちゃんからはしょっちゅう声かけられるし、上司からもしょっちゅう声かけられるし…。
自分のやりたいことだけ進めようと思ってもできないのが普通だそうです。
だから偉い人とかは始業の1時間以上前に来て自分の仕事をさっさとやってしまうそうです。
そして自分のやりたいことだけ進めていると仕事というものはうまくいかないそうです。

うーん、売り上げの話からなんだかそれそれになりましたが、仕事ってたいへんだ、ってことであります。
みんなそうなんだよね、きっと。

そう考えると今私大阪に来て隔離されていて楽。
はかどるはかどる。
後は自分との闘いだけ。

この前約2週間東京に戻ってみて思ったけど「会社、しんどい」と思いました。
ほんといろんなことが起こるんだもん…スタジオの備品が大破したり、お店の在庫が切れてたり、シフトがそもそも女の子少ないとか、新しいメニュー全然作ってなかったから大急ぎで作ったり、いきなり来る飛び込み営業とか、電話がかかってくるし、株主総会のID作成でまさかの失敗続きで何度も買い直したり出力しなおしたりとか…。
こうやって書き並べると平和だな…。

でも渦中にいるとこの世の終わりくらいの絶望の顔してたりするわけだ。

というわけで今回も散らばっております。
それでは。

株式会社TOBBY LABO
代表取締役 藤田(小安)飛子 小安は旧姓です。