こんにちは。TOBBY LABOの小安です。
コロナウイルスは今世界的な脅威なことはもちろんわかっているうえでのお話です。
アイキャッチ画像は本文とあまり関係ないです。

弊社は4/4(土)~5/6(水)までれんてつかふぇの営業及びれんてつアイドルの活動自粛をすることにしました。しかもれんてつで大きいイベントが4/5に控えていたにも関わらず。いや、だからこそ、今なのかな、と思いました。大きなイベントの冠になっている子の事を考えたらなおさらそうするべきなんだな、と思いました。

ものすごい葛藤がありましたが、3/30朝起きてすぐに、「これはもう、いい加減戦うのが面倒くさくなった。そもそも何と戦ってるかもわからないし」と、振り切れた自分がいました。
一番怖いのは人間だ、人間の心。
「コロナが危険なのに、お前らみたいなのがいるから!!!」という内容の暴言を相手にぶつけている人は、考えることを止めた人なんだろうって思ってます。
考えるのをやめると気持ちが楽になるのだと思うのですが、だったらいっそ全裸で蝶々でも追っかけて歌でも歌っている方がよっぽどいい。

今まで生きてきてこんなことが起こったのは初めてだし、未知のものに対峙したときの人間という物は本当に色々な行動にでるんだなあと思いました。
映画や漫画で「有事」を題材にした時に、人の弱さや強さなどに着目している作品がいわゆる良い作品と呼ばれるのがなんだかわかる気がしてきました。
大好きな漫画でドラゴンヘッドがあるのですが、どうも話の冒頭部分が印象的すぎるのと映画になった時もその部分だけ映像化されたことによってただのパニック作品に思われがちですが、先々の展開では、恐怖を克服していこうとする様々な人間たちに主人公たちは遭遇して、それでも自分を保つという大切さを感じられる作品と勝手に私は思っております。

弊社はアイドルグループを持っていて、そのコンセプトカフェもやっておりますが、今回はそこが標的になりました。
「こんなご時世なのになんで活動をしているんだ」といった内容が匿名で来ること来ること…。

もちろん感染症予防の対策は色々しました。
お店は、消毒アルコールが普通に購入できなくなった(Amazonなどで通常4000円くらいのものが4倍以上の値段で出回るようになった)タイミングで、いつもお世話になっているダスキンさんに次亜塩素酸の導入を進められて、ジアコという次亜塩素酸噴霧器を使い始めました。また、お客様にはご来店時に手洗い、うがいをお願いして、次亜塩素酸による清掃も徹底して行い、勤務中のマスクもOK(そもそもいままでもOK)という対策をいたしました。が、それでもやっぱりたたきに来る人は来る。

アイドルのライブ関連は、弊社主催のライブに関してはマスクの着用を促すのと、入り口でマスクしてない人にはマスクを配布しました。
(それでもマスクの着用を拒否する人がいたので、「だったら帰ってくれ」くらいの対応をしてもらいました)

下記が、ツイッターと連動している「質問箱」という匿名で質問を送ることができるところから来たものです。

恐怖にかられた人間というのは何をしだすかわからないなって思い、もしかしてこれが質問箱じゃなくていずれ弊社のスタッフたちに矛先が向くのかなとか、そっちが一番心配になりました。
「コロナバ〇?よく言うよ」的な質問に関しては、公式ツイッターではなく、私の個人アカウントでつぶやいたことによるレスポンスのようです。
よく見てるなあ…って思いました。

実際近い界隈のアイドルさんが、コロナ暴徒的な人にツイッター上でからまれて大変なことになってました。
彼女も負けん気が強い人なので、応戦していてなかなか見ごたえのあるツイッターになってましたが、いい大人が寄ってたかってみっともないなあっていう印象深いものでした。
こんな怖い人達の標的がうちの子たちに向いたらどうしよう…という恐怖もありました。

私が昔からお世話になっている飲食店の社長さんにこの悩みを話したところ、
「恐怖に取り込まれた人が一番怖いと思っている」といってました。
実際、その近隣では「自粛しろ暴徒」的なのがいるそうで、営業しているお店にいきなりバーンと入ってきて怒鳴って帰る、や、扉を蹴っ飛ばす、など無茶なことをする輩が出没しているそうでして、これは震災の時も同じようなことがあったらしいです(その時は節電しろとか放射能がーってわめく人達だったそうです)。

そのうち、身体にダイナマイト巻いて店に乗り込んでくるようなやばいのもいるんだろうなあとか世紀末みたいなこと考えてみました。

Twitter上では毎日不確定な情報が、さも、本当のように書かれ、それをうのみにする人がいて、どんどん出回る。
毎日流れる新型コロナ罹患者数の増加した数字に対して極度に反応する人、政治家への文句を通り越して罵倒する人、芸能人の一挙手一投足に過剰反応する人…
こんなにも人間が未知のものに遭遇したとき、攻撃することで自分の不安を解消しようとするんだなあと思いました。

ファシズムって結局こういうことらしいです。
怖いから、じゃあ、そうしとこ…ってなることによって同じ方向に全員が向かってしまうというものだそうです。
なので4/4(土)~4/24(金)までれんてつかふぇの営業及びれんてつアイドルの活動自粛っていうのは残念ながら、ファシズムに取り込まれたのと同じってことなのかなあ…とか考えてしまいました。
※この記事書いている時点では4/24だったのですが、4/7に非常事態宣言が発令されて、休業は5/6までに変更になりました。さようならゴールデンウィーク…

いや、といっても会社は従業員を守る必要があるから、危険な状態にさらしておくのは絶対だめ。っていうのもあります。
そして、アルバイトが多い会社だし、アイドルは出来高制なので、生活の不安が生まれてしまうので3月分の給与を基にして、営業しなかった日数分の給与補填という物を出すことにしました。人材の流出を避けたいからです。今いる人達で作ってきているものなのでこの人達がいなくなったら、本末転倒だからです。

そのため私ができることは、お金を借りるために走り回ることです。
行政は何もしてくれない!って怒っている人を見かけますが、実際は調べればたくさん手を差し伸べてくれています。
若干手配が大変なものもありますが、銀行に相談するよりこっちの方が早いんじゃない?ってのが中小企業のために色々あるので頑張ります。思った以上に中小企業に優しい世界が繰り広げられていたので、利用させていただけるものは利用させていただき、会社を存続させ、そしてきちんと納税してお返しができればいいなあと思っています。
人間同士の付き合いと同じですね、会社と行政。

今回も文章散らかってますがこの辺で。
私もなんだかんだ、今不安でいっぱいなんだろうと思います。その不安は何なのか、向き合って進んでいきたいと思います。