弊社は鉄道知識を教えてもらいたいアイドル「れんてつ」というコンテンツがあります。

http://rentetsu.net

このアイドル部門をどうやって売上を上げるか。上がる事しかないコンテンツ(これ以上底はないと思っている)なので、考えるのは比較的楽しいし。そして今のところわかったことは人材こそ必要なものであり、それ以外に関しては付属するもので、付属するものがしっかりしないと飛べないという事でした。

れんてつは始まって今年で3年目ですが、現在初期メンバーは皆無。

そりゃそうだ、初期メンバーの寄せ集め感半端なかったですし、平均年齢が33歳くらいだったし…。

そもそも30代にもなって「アイドルなりたいです!」とかって言っている人って頑張れない子が多い。30代で初めて芸能関係に手を出す子は皆無だと思っているし、芸能関係に少しいた子はたいしてあるわけでもない過去の栄光を引きずって今目の前に有る難題に取り組もうとしない。

しかしながら、年齢だけで区切るのは大変もったいないことだと前々から思っていて、現役女子高生でも頑張れない子はいるだろうなと。逆を言えば60歳でとても魅力的で向上心のあふれる方もいるだろうと思っている。

過去の栄光にすがる人はたいていダメである。その過去の栄光がしょぼければしょぼいほどプライドだけで年を重ねてしまっていることが多く、いいことが無い。ちょっと自分が気に食わないと、「前の事務所ではこういうやり方はしなかった」「こういう業界ではこんなのは普通はしない」と言って拒否しかない。そこでいつも私が思う事はまず「そういうものなのか」と一つ学び、もう一点思うのは「そうやってきたから今売れてないんだろうな」と両方思うのである。

なんかものすごい愚痴になっちゃったけど。実際自分が今どこかの会社に「新人です」って入ったら、きっと同じような事しちゃうんでしょうね。恐ろしい。だから私はこのままわがまま通せる立場にいようと思う。

そう考えるとうちにいる集電器ななつ星は、今年で35歳になりますが、がんばっているなあ、と思います。素直だし。少し間抜けなとこあるけど(愛嬌)。ダイエットしろって言ったらちゃんとしてるし(やりすぎて体調不良になり怒ったりもあった)。ボイトレも毎週出るし、時間があればスタジオで声出ししてるし。

最初の募集で「かけもちOK!」「社会人OK!」とうたっていたので、「仕事が~」とかっていう理由で練習全然出れない、練習全然できない、という子結構いました。中途半端な子は、結局は頑張っている子の輝きにあてられて引いていくのですが、大体みんな最後に捨て台詞吐いて辞めます。

かけもちOKって言ってたじゃないですか!と言われたこともあるし。でも、人前に出て歌って踊ってをするんだったら練習は必要だと思うよ。それも結婚式の余興レベルじゃだめで、お金をもらってパフォーマンスをするんだからさ…。地下アイドルの品質の低さにそろえるつもりもないし。掛け持ちはOKでいいともうんだけど、注ぐ力を半分にしていいよとは誰も言ってない。

やっとまともになったな、と思ったのはれんてつ2年目くらい、2016年の今頃。志が高い子が残った。

今、2017年。れんてつは2人態勢になり、はるかとみずほの二人になりました。ひたすら頑張る二人。2人になった経緯は、やくも(当時大学4年生)が就職のため一線から退き、みさき(高校3年生)が、大学受験に加えてお引越しのため脱退、集電器ななつ星はこの機会にとソロ活動に移行。

 

れんてつ2人になってやっぱり頭を悩ませるのが、集客力の低さ。これに関してはアイドルちゃんの責任ではない。何がいけないんだろうと考察すると書ききれないくらい反省点が出てくるのです。

・告知が遅い

・制作が遅い、遅延するのが当たり前になっている。

・SNSが上手に使えてない、出すべき情報の解禁が遅い。

・公式Twitterのフォロワーが少ない(昨年の今頃から微増で止まっている)

・売り込みをしていない(CDなどの飛び道具ができたにも関わらず物販で売る以外ほとんど営業していない状態)

・スケジュールが近いものしか出ていない

・売り手に年間計画がない。行き当たりばったり。

 

ま、そもそもがれんてつのことを全てマネージャーに押し付けた状態なのでこうなるのもしょうがない。

プロデューサー業のつもりで弊社にやってた人ではないので、きっと要求が多すぎて困っていることだろうと思う…。

(マネジメントって言葉にはプロデュース業も全部含まれるんだけど、いわゆる業界のマネージャーさんというのはどうもそういう事ではないらしいと最近気が付く。)

大きなイベントに出させてもらう、テレビにちょこっと出させてもらう、出してもらっても内容が薄っぺらかったら何もならない、話題性を続けていかないといけない、と思うと本当に生き馬の目を抜くくらいの精度がある計画を立てないとどうにもならないんだな、と日々思います。

よくみんなに言うのは、人気商売の道はスーパーマリオの踏んだら落ちる床しかないから、乗ったら次、乗ったら次、と行かないとダメージくらって振り出しに戻っちゃうんだよ、って言ってるけど、その落ちる床を飛んで乗れるように準備しておくのが制作陣なんだろうけど、いつもそれが間に合ってない感じがする…。

だから年間スケジュールを立てて進むしかないんだけども。

なんでだろう、人間とは弱い生き物でそして忘却の生き物だな、と思う。

来年このブログ見た時私はまだ同じことをしていたら自分に怒ろうと思う。