こんにちはTOBBY LABOの小安です。
弊社では社運をかけて売り出しているものが一つあります。それは「れんてつ」というアイドルです。
鉄道知識をおしえてもらいたいアイドルというニッチなコンセプトが付いた状態で、5年も続けていてほんとにみんなありがとう。と心から思います。

物を売るのにはいろいろな要素が必要だ、ということをひしひしと感じる日々です。
どんなにいい商品でも、売り方が悪ければ売れないし、どんなに粗悪な商品でも売り方がうまければ瞬間売れることはできると思います。

さて、アイドルの売り方とは…と考えたとき、私は正解にまだたどり着いたことない人間なのでここから書くことは現在の体感の話でしかないです。

まず、今のメンバー(濱口ハンナ、軌条あさま、高架線こまち、高架線はやぶさ)になって、欲しいものが正直揃っちゃったんですね。ビジュアル、歌唱力、キャラクター性。
そういう時って勝手に売れるのか、というと、そんなことは絶対ないので、売り出すところを変えていかないといけないということをずっともやもや考えながらも進んできました。

ここにきてぶつかったのが、これ以上売れる方法が分からない、つてがない、どうしたらいいかわからない。というところまで来たと思います。
なので、小安はここで、アドバイザーを頼むことにしました。
頼れる業界人を呼び込むことに。
そう、身近にいるじゃないですが、ボイトレの安藤秀樹先生が。

安藤先生は、それこそミュージックステーションにも出てるし、いわゆるメジャーアーティストとしてずっと活動しているので、業界の地図を熟知している方です。
私が分からなかったのが業界の地図。どこに行けば何にぶつかるのか、メジャーアーティストってどうやって作られていくのか、などそういった進路が分からなかったのです。

あと、安藤先生にアドバイザー頼もうと思った一つの理由として、レコーディングの時に専門用語がわからなくて私が恥ずかしげもなく質問をした時に、「そうやってわからないということをきちんといってくれるのはいいことだ!」といってくれたことです。そして大きな理由としては、安藤先生が今のれんてつメンバーの頑張る姿勢をとっても買ってくれていて誰よりも応援してくれているからというのがありました。

なぜそんなすごい人がボイトレに来てくださっているのかって…?それは、弊社のスタッフ町田さんの幼馴染のお父さんが安藤先生だったというところから、ボイトレたのんだらやってくれるかなあ~~って話したところから始まります。快く、そして多分好奇心が強すぎるので面白がったところもあると思うのですがかれこれボイトレをずっとやってくださっています。なので、町田さんの人脈です。ありがたや。

というわけでかれこれ、アドバイザーとして2月から2か月ほどが経ちます。(ちなみに業界ではシーズンの切り替わりなどは2月が多いらしいです)
本当に助かっています。私が「この大きなアイドルのイベントに出るにはどうしたら…」という話をすれば、出る方法をどこからか仕入れてきてくださったりします。といってももちろん実力が伴わなければ出れません。なので、そこに出るためにどんな実績があればいいのか、など考えることができます。
また、長い目で見てどうなりたいか、などを聞いてくださることにより、自分の中の考えも言葉にしてまとまってくる感じがしております。

一番強い影響は、「絶対メジャー志向でしょう!」と先生が言いきってくれたことです。頭の中ではチラチラしているものの、なんだか言い切れないし、ダメだったらどうしよう、とか、そんなの全く気にせず、ばーん!といい放たれると、人間不思議なものでそこに向かおうと考え方が変わるんですね。むしろ小さくまとまろうとしていた自分がいたのかもと思ってかなり恥ずかしくなりました。
もちろん、メジャーデビューというものをした時点で達成ちゃんちゃん、なんてのは意味がないのでメジャーデビューしたからこそできる事というのも空想していいんだ…!ということが分かりました。

人間、妄想してみた方がいいのかも、と思いました。
「いやいや、まさかね、私がそんなはず…」とかは一切考える必要はないのかもしれない。
そして、私がそういう「無理的な言葉」を絶対に言ってはいけないと思いました。
その時点でそれ以上先の事が起こらなくなってしまうのでは。と。

確かに、今まで毎年「株主総会」というふざけた名前のイベントを行っておりましたが、最初の年は、自社ビルでこじんまりと行いました。終わった後に「いずれライブハウス借りたりしないとできなくなったりするんかねえ~」とか言ってたら、その3年後にはライブハウス借りてやってたわけだし、アイドルが消滅しそうになった時に「絶対に前より強いのを作ってやるんだ」って息巻いていたら、実際そうなったわけだし、とにかく言ったほうがいいんだなあって思いました。

話をまとめると、今とりあえず、社内でどうにかしようとしてもその力だけでは足りないくらいのパワーを発するコンテンツというものは、外の頭脳を入れていかないとせっかく次のステージに上がれるにも関わらず、同じところでただくすぶるだけになってしまうんだろうなということで、そもそもそういう危機感を持たせてくれるくらいに素晴らしいステージをしてくれる弊社のアイドルは本当にすごいんだなあって、完全に親ばか日記みたいになっておりますがこの辺で。

いや、本当に書きたかったことってもっとあった気がするけど、書いてると一日が終わっちゃうから!!このへんで!

株式会社TOBBY LABO小安飛子