こんにちは。TOBBY LABOの小安です。

今日書くことの前半部分は私の独断と偏見で何のエビデンスもない(いつもだけど)体感していることだけを羅列します。結果、何が言いたいかというと自分の心を保つために当日欠勤や遅刻とどのように向き合ってくのかっていう間抜けなお話です。

弊社では鉄道知識を教えてもらいたいアイドルれんてつのコンセプトカフェ「れんてつかふぇ」というものをビルの1Fでやっております。

ここでは、アイドルの子に加え、アルバイトで「乗務員」をしてくれている方々がいます。

ありがたいことにアイドルだけではなく乗務員のみの子も株主様(れんてつのコンセプト上お客様のことを株主様と呼ぶ)に愛されております。それぞれの乗務員にありがたいことに、ファンがいます。

なぜそのような構図が生まれるのか、と考えたとき、もちろん乗務員の方々がきちんとお仕事しているから、というのもありますが、アイドルやコンセプトカフェなどにおいて、お客様は自分の理想郷をそこに求めているからではないかと思っております。

これはコンセプトカフェにとどまらず、アイドル全般に言えることかなあと思っております。つまりアイドルは偶像なのです。

グループのアイドルが全員仲良しでいてほしいと思ったことはないでしょうか。

なぜならそれは、自分の現実世界で起こっている嫌なことが一切ない世界であってほしいと思っているからだと思います。

現実世界の会社で起こっていることは、全員仲がいいなんてことは絶対にありえないと思っています。毛虫くらい嫌いな人がいます、という方の方が多いのではないかと思います。そうでなければ心療内科がこんなに乱立しているわけないって思っています。

社会で生きていく上で一番つらいことは人間関係だと思っています。だから人と関わらない、という選択肢を持てる人間というのはなかなかいないと思っています。自給自足をしていない限り、絶対に他者とのかかわりは出てくるはずです。

特に会社で働いた経験が少しでもあれば、人は3人以上集まれば時に多数決で少数派が出るのは当たり前なことなので、その少数派に入ってしまった時の孤独感や絶望感を感じることもあると思います。それでも少数派だけど無敵だって思える人というのはなかなかにして帝王学を学んだ人間なのではないかと思っています。私は正直無理です。

では少数派になってしまうとはどういうことかといえば。それは社会の枠で決められた不適合なもの、と烙印を押されて疎まれるような場合もあると思います。それはいつ落とされるかわからないし、自分に自信がないときにその状況になったら這い上がることはかなり難しいのではないかと思っています。

いつも遅刻をしてしまう子や、当日欠勤を繰り返してしまう子がいたりしたとします。それはだいたい一般社会では「不適合」とみなされ、最悪の場合退職を余儀なくされたりすることもあると思います。それでも周りの仲間に「次は頑張れ」「今日は来てえらいね」といわれて、存在することを許される、そんな優しいパラレルワールドを見に来ているのではないかと思っています。

で、実際遅刻や当日欠勤を繰り返す子が悪い子か、というと、そういうわけでもないのです。彼女たちのお仕事内容は、れんてつかふぇに来ていただいた方に「今日も来てよかったなあ」って思ってもらう仕事です。なので、そう思わせれば遅刻しようが当欠しようが構わないのです。

当欠したら会えないじゃん!って話ですが、好きな子が具合が悪いのに無理して働いているところを見たいか、いや、だったら休んでくれた方がいい、って思う人もいるってことです。次また会えるから大丈夫、元気でいてね、という世界です。

と、きれいなこと並べてますが、実際当日欠勤や遅刻が連日出ると発狂しそうになります。なので私は閻魔帳をついにつけることにしました。怒ってもしょうがないから。遅刻当欠は当事者もよくないとは思っているけど体がどうも追いつかないからあきらめただけだし。前はいちいち「遅刻はいけませんよ」「当欠は困るよ」って言ってたけど、それを言われても当事者は心が沈むだけだし、言った私もなんだかへこむだけなので、ただひたすらに淡々と、「遅延・運休情報」というものをスタッフ間の連絡事項で書き込むだけにしました。

するとどうでしょう!あら、心が軽やかに。むしろ、予想していた日に当欠の連絡があると、「当たった~!すごい~!」って思うくらいにやけくそになりました。

そして、当欠する傾向がわかってくるのです。

あーこの子とシフトが一緒だと絶対来るんだなあ、とか、天気なのか?とか、前の日締め作業だったから次の日オープンはダメなのか?とか、3連勤はダメなのか…などと積み上げてシフト作ってくれる人にフィードバックしていきます。

あと、季節の変わり目はガタガタになります。2月は見事に何事もなかった日の方が少ない。

で、3月になって、かなり減ったと思います。

シフト組んでくれるスタッフ様、ひーひー言いながらやってくれてるもんなあ…。ありがたや…。

とりあえず、優しい世界を実現するべく、閻魔帳は続けようと思います。

まあ、でも優しい世界ができているのは、乗務員の皆様のおかげで、たとえ遅刻しても当日いきなり休んだ人がいても、一言も愚痴も言わず働いてくださるからな。

でもあれですよ。当欠しない遅刻しない、って人には感謝の気持ちしかないです。本当に。